岡山県の北部に位置する鏡野町上齋原地区は、鳥取県との県境にあり、この地区に日本最初のウラン開発の拠点として世界的に有名な人形峠があります。 標高700mを超えるこの付近は、春にはヤマボウシが咲き誇り、夏には緑の中でのキャンプ、秋は紅葉狩り、冬には温泉にスキーと、四季折々の大自然が訪れる人々を歓迎してくれます。 この人形峠では、昭和30年11月にウラン鉱床の露頭が発見されたことからウランの採鉱試験が始まり、その後ウランの製錬・転換、濃縮等の実用化技術の開発と役務運転が行われてきました。